いっぽいっぽ日記

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日々シンプルに心地よく過ごすために、やってみたこと、思ったこと。

没後70年 吉田博展(東京都美術館)

先日、東京都美術館へ「没後70年 吉田博展」を観に行ってきました。

www.tobikan.jp

吉田博は福岡県久留米市出身の木版画家です。
私は以前 久留米市美術館で開かれた吉田博の企画展でその存在を知り、その繊細な技術の虜になりました。

写真フォルダをあさってみたところ、前回は2017年に「生誕140年 吉田博展」へ行っているようです。
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生誕140年 吉田博展 | 展覧会 | 久留米市美術館 | 石橋文化センター

もう4年も前のことなんだな…。

東京都美術館、いつも魅力的な企画展を行っていて、大好きな美術館です。

以下、東京都美術館 HPより

福岡県久留米市に生まれた吉田博(1876-1950)は、若き日から洋画に取り組み、幾度もの海外体験を通じて東西の芸術に触れながら、独自の表現と技法を確立しました。画家として才能を発揮した吉田は、画業後期にはじめて木版画に挑戦し、新たな境地を切り開きます。深山幽谷に分け入り自ら体得した自然観と、欧米の専門家をも驚嘆させた高い技術をもって、水の流れや光の移ろいを繊細に描き出しました。画家の没後70年という節目に開催する本展は、初期から晩年までの木版画を一堂に集めるとともに、版木や写生帖をあわせて展示し、西洋の写実的な表現と日本の伝統的な版画技法の統合を目指した吉田博の木版画の全容を紹介します。

いい意味で、木版画という概念を超えてくること間違いなしです。
また、コロナの影響で遠出もままならないこの時期、雄大な山々、川のせせらぎ、寺社仏閣の空気、そういった木版画がいっときの旅気分を感じさせてくれます。
また、吉田博にまつわるエピソードが映像で紹介されていて、それも面白かったです。

土曜日の昼前に行きましたが、会場は混んでいないので、安心してみることができると思います。
物を管理できない性分のため、展覧会に行ってもよほどのものがない限りはがき数枚を購入するにとどめていましたが、今回の企画展の図録は買ってしまいました。
パラパラ眺めて楽しんでいます。
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同じく木版画で大好きな川瀬巴水の企画展も行われるとの情報がありました。
川瀬巴水展(仮称)
2021.10.02(土)- 12.26(日)
www.sompo-museum.org

こちらも楽しみです。