いっぽいっぽ日記

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いっぽいっぽ日記

日々シンプルに心地よく過ごすために、やってみたこと、思ったこと。

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おばあちゃんに会ってきました

こんにちは、やまたろうです。
少し前のことになりますが、故郷に住むおばあちゃんに会いに行ってきました。

おばあちゃんに会いに

わたしは、結婚して以来、自分の実家には帰っていません。
その間に、実家で一緒に暮らしていたおばあちゃんが認知症になりました。
地震以前は実家で暮らしデイケアに通っていましたが、地震のときに色々あり、今は施設で暮らしています。

9月に大切な親戚を亡くしました。大切な親戚のおじちゃん。ここ数年会いに行くことのないまま、二度と会えなくなってしまいました。
そのときに、「おばあちゃんに会いに行こう」と決めました。
私が会いに行くことで何も変わらないとは思います、自己満足です。
ただおじちゃんの時のように後悔したくないと思いました。

おばあちゃんが入所している施設は静かな田舎にあり、建物も新しく、ゆったりとした時間が流れていました。
休日だったので職員用通用口から入らせてもらって、ホールにいるというおばあちゃんに会いに行きました。
すぐにわかりました。
おばあちゃんは、私の思い出の中のおばあちゃんよりずっと小さかったです。
髪の毛は真っ白になっていましたが、昔と変わらないとびきりの笑顔で迎えてくれました。
肌がめちゃくちゃきれいでした。
私が一緒に住んでいたころのおばあちゃんは、朝早くから日が暮れるまで1日中畑仕事をしていました。
そのころのごわごわした手ではなく、真っ白な、ふわふわした手をしていました。
私のことはわからないはずなのに、笑顔で近寄ってきて手を握ってくれて、泣いていました。
だから私も大泣きしてしまいました。
2人とも、手を握りあって笑いながら泣いていて、他の入所者さんがそれをポカンと見ているというシュールな感じでした(笑)
ホールには数人の入居者さんがいて、とても静かでした。
おそらくみんな認知症です。

スタッフさんが、椅子を持ってきてくれて別のテーブルを案内してくれました。
おばあちゃんと話をしました。
私のことは孫だとわかっていません。
でもずっと手を握ってお話をしてくれました。 ずっと同じ話です。

わたしのおじいちゃん、つまりおばあちゃんの旦那さんのことです。

うちのお父さん(おじいちゃん)を知っとるとね?
そうね、うちのお父さんはね、体はこまかけど、ほんなこつ頭がいいとよ。
ばあちゃんは馬鹿だけどね、お父さんは本当に頭がよか。
私の父親が戦争で亡くなったでしょうが。それでうちが大変だろうけんて、私をもろうてくれたと。
ほんに優しか。
体は小さかけどね、ほんとに頭のよくて優しかとだん。

この話を何十回と繰り返しました。

ああ、わたしやほかの家族のことは忘れても、自分の旦那さんのことは忘れないのね。
そして、おばあちゃんはおじいちゃんのことが本当に大好きなのね。
車の免許を持っていないおばあちゃんは、どこに行くにもおじいちゃんと二人一緒だったもんね。

この話を何度も聴きながら、すごくジーンとして、ポカポカした気持ちになりました。
そして、「体はこまか(小さい)けどね」とちょくちょく挟んでくるのもツボでした(笑)



そんな感じで、短いけれど、おばあちゃんと会うことができました。
私のことを覚えていないという事実に直面するのは、やっぱりしんどかったです。
覚えているうちにあっておけばよかった。
でももう後悔先に立たずです。
それに、「覚えててほしかった」というのは私の勝手な願望で、
おばあちゃんは、びっくりするくらい中身の変わらないおばあちゃんでした。

また会いに行こうと思いました。
今度は手土産を持っていこう!

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