いっぽいっぽ日記

いっぽいっぽ日記

日々シンプルに心地よく過ごすために、やってみたこと、思ったこと。

違和感を取っ払って習慣化!歯磨きは洗面台で行わない。

歯磨きって、どこでやっていますか?
一般的には、洗面台で立って行う方が大多数ではないかと思います。

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歯を磨くのって正直とてもめんどくさいです。
毎日きちんと磨くのはとても大変です。
洗面台でやると、
・たちっぱなしでキツイ
・夏は暑い、冬は寒い
・そもそも洗面所に行くのがめんどくさい
・歯磨きしている時間が楽しくない
という、めんどくさがりにとって実は大変なハードルがあることがわかります。
仮に「毎日磨く」ということは習慣化できても、「しっかり磨く」というところまで習慣化していくのはかなりのストレス…

でも、歯というのはよく考えたらすごく貴重な資産なわけです。
永久歯に生え変わったら、そこから死ぬまで、一生その歯で過ごさなくてはなりません。
それなのに、歯磨きをきちんとしないと虫歯になってしまいます。

私は数年前まで、歯磨きを正しく行わなかったせいで虫歯ができていました。
歯並びがすごく悪いので、特に念入りにやらないと、すぐに磨き残しができてしまうのです。

私にとって歯磨きは、きちんとやろうとうとするとすごく大変な作業です。
ですが、歯磨きに関してある固定概念を取り払ったことで、いまでは毎日時間をかけて適切に歯磨きをできるようになりました。
歯並びが複雑で磨くのが難しいのですが、歯医者さんに「そこまで磨けているから大丈夫」と言ってもらえるまでになりました。

私が変えたことはたった一つ、「歯磨きをリビングでする」ということです。

歯磨きを洗面台で行う際のハードルを思い出してください。
「立ちっぱなし」「温度差」「移動の手間」「手持無沙汰の時間」…これらをすべて解決してくれるのは「リビングという場所」でした。

歯磨きをきちんとやろうと思ったら、ある程度の時間はどうしてもかかってしまいます。
時間がかかってもなるべく苦ではないようにすることが習慣化のカギでした。
私だけでなく、夫もリビングで磨くようになってから歯磨きにすごく時間をかけることができるようになっています。
リビングで行えば、座っていることができるし、温度も快適、そして何より、音楽を聴いたりテレビやスマホを見たり、会話しながら歯磨きを続けられるのがいいところです。
最初に念入りに部分磨きをした後、アニメを1本見ながら磨けばあっという間に時間がたちます。

私は、部分磨き・全体磨き・フロス・歯間ブラシはリビングで、舌磨き・コンクールうがいを洗面台でやっています。
(コンクールは「コンクールF」という薬用マウスウォッシュです。歯科推奨品で刺激がなく恐ろしくコスパがいいので全人類にオススメ)

リビングでやるとどうしても歯磨き粉が垂れたりするのでは?という疑問があるかもしれませんが、歯磨き粉はごく少量しか使いません。
ずっと前に流行したキスユーという歯ブラシがあるのですが、私はずっとそれを使っています。
(奥まで1本1本磨きやすいコンパクトヘッドがオススメ)
その歯ブラシで磨くと、歯磨き粉をつけなくても歯がツルツルになりますし、歯磨き粉の泡はむしろ立ちすぎるときちんと磨くのが難しいと感じます。

あと、手鏡を使っていろんな角度で見ながら歯を磨くととても磨きやすいですね。

きちんと歯磨きをしたいけど、どうしてもササっと済ませてしまいがちな人は、思い切って場所を変えてみてほしいです。




掃除嫌いの私でも変われた。お金で買ったのは家電ではなく習慣だ。

在宅勤務になってからというもの、平日は毎朝フロアワイパーをかけることが習慣になりました。
しかし、めんどくさいことが大嫌いな私は、フロアワイパーで取り除けない大きなゴミやほこりまでは毎日取り除くことができませんでした。
そのうち、取り切れなかったゴミやほこりは隅に溜まっていき、それを見るのが嫌でフロアワイパーも2日に1回、3日に1回、とだんだん間隔があいていき…
「完璧じゃなければ気が済まないのに完璧にするにはめんどくさすぎるのでその行為自体やめてしまう」という、私のお決まりのパターンへ陥ってきました。

家にある掃除機を出してみるものの、コードの差し替えや本体の引っ掛かりが嫌になり、掃除機の大きな音も嫌いで、結局掃除自体は休日たまに重い腰を上げ嫌々やる始末で。

これではいけない。
掃除なんて毎日しなくても生きていけるけど、やっぱり毎日ずっと隅にホコリの溜まっている部屋で仕事をしているとなんとなくイヤな感じになってくるのです。
まるで隅のホコリからなにか「怠惰臭」が出ているというか、掃除だけではなく確実にその他の行動にも影響を与えてくるのです。

今より少しでも楽に、少しでもきれいな状態を保ちたい。そう思って、ずっと買うのを躊躇していた「コードレス掃除機」を購入しました。
(夫のドコモポイント使用期限とネット契約時の商品券があったことに背中を押されたというところもあります)

もう皆さまお察しでしょうが、「なぜもっと早く買わなかったのか」というほど毎日楽になりました。



正直、そんなに広くもなく、絨毯も使用せず、フローリングで、ペットも子供もいない我が家はこれ1台で十分ではないかと思います。
ただ、今まで使っているホース式の掃除機も現役で壊れておらず、夫が時々使っているので、捨てるわけにはいきませんが…

良い点しか思い浮かびません。
★とにかく軽い
・音が静か
・コンセント差し替えなくていい
★ごみ捨てが楽
・問題なく吸う(「強」を使う必要がない)
★スタンド付きなので出しっぱなしで倒れない
★何気に先端のライトが便利でゴミがよく見えて楽しい
★充電が簡単
★バッテリーが取り外せるのでそこだけ交換ができる
・起動させると自走式でさらに軽く感じる
★一度充電するとなかなか電池切れにならない

★をつけた部分が特にこの「日立 PV-BL30H シャンパンゴールド パワかるスティック [サイクロン式 / コードレススティッククリーナー]」が優れていると感じた部分です。
でも、特にこの機能がなくても、コードレススティッククリーナーは本当に便利だと思います。
音が静かなことには驚きました。他のスティッククリーナーと比べたわけではないのですが、もともと持っていたホース式の掃除機の数分の一程度の音です。
使ってみて、自分が思いのほか掃除機の「音」にストレスを感じていたことに気づきました。
また、ごみの収集方法で紙パック式とサイクロン式で悩んだのですが、サイクロン式でもこの機種はゴミ捨てと取り外しが簡単で、丸洗いもできるし、ずぼらにうれしいのが、細かいホコリを取るのが便利な小さなブラシが収集部分の本体にくっついていることです。別でブラシを取りに行くことなんて、めんどくさがりの私にはハードルが高すぎます。地味にありがたいです。
そのほか、全然いらないと思っていたヘッド部分のLED、使ってみるとゴミがとってもよく見えて、それを吸うときのスッキリ感に病みつきです。いらないと思っていてスミマセン。

・・・と、いろいろと語りだしたら止まらないのでこの辺にしておきますが、とにかく、掃除が苦な人は早く買った方がいいです。

ちなみに究極に楽なのはルンバなどのお掃除ロボットだと思いますが、
・段差が多い
・床置きのものが多い
・家が広くない
・お値段が高い
といった理由で私には適さないと判断しました。
特に段差があるお宅は、ロボット掃除機の魅力が半減しますよね。ロボットが行ける所だけきれいになって、行けないところを結局自分で掃除機をかけるなんて、なんか切ない…
あと、「ルンバ買って床置きしなくなった」という方の意見にはかなり惹かれますが、私レベルだと床置きを改善するよりルンバを使わなくなる未来が見えたので…

もともと家電などの高価で場所をとる品物を買うのが苦手な私ですが、今回「お金で買ったのは、家電ではなく習慣だ」と思える良い買い物ができました。
カネ→モノ→コト へとよい流れが起きていることを実感できています。
とても快適で満足しているので、仕事をもっと頑張って生活を楽にするために投資しようという気持ちが湧いてきます。

今年買い物をしたなかでもトップでよかったものです。
とてもおすすめできます。

ダメな野心を手放し、健全な野心を持とう。今の時代にこそ読みたい 林真理子「野心のすすめ」

「野心」というとなんだかガツガツした一昔前のニオイ…
そう思っていた私に、「なにをいってるのあなた、ちゃんと自分と向き合っていないからそんなことが言えるのよ。かっこわるい」って頭をはたかれたような一冊でした。

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野心のすすめ (講談社現代新書) [ 林 真理子 ]
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まず本編に入る前の「はじめに」の一説からして心をつかまれます。

たとえば、受験はわかりやすい例だと思います。
最近の親御さんは、自分が偏差値教育で苦労した成果、息子や娘に「あなたが無理せず行ける学校でいいよ」ということが多いそうです。でも結局、第一志望には落ちて、第二志望、第三志望の学校に進むのはよくあることでしょう。であれば、第一志望のハードルを上げてみる。まずはできるだけ高く跳ぼうと努力しながら、結果的に目標の少し下をがっちり手に入れようとすることだって立派な野心だと思います。

目からうろこです。「野心」といえば、常に一流を目指して何が何でもそれが欲しいと「分不相応」なものを目指して突き進む、どちらかといえばあまりよくないイメージを持っていたけど、「分不相応」である一番高い山目指してがむしゃらに走り続けることで、もともと到達したかった峠を楽に超える能力が身につく…
「健全な野心」ってつまりこういうことか、と納得しました。

本編には、野心が車の前輪だとすると、努力は後輪であり、両方のバランスがうまく取れて前に進んでいくことこそ「健全な野心」であると書かれています。

長年の不景気と閉塞感、多様化していく社会にあってこうした「野心」という言葉はどこか遠い世界の話、私の生活とは無縁の話として片づけてしまいがち。
でも今の時代を生きる若い人ほど読んでほしい内容でした。常に自分が何を望みどのような状態に満足するのか早い段階で知っているということ、その状態を何が何でも手に入れるという強く健全な心を持ち続けるということは、むしろみんながギラついていた(であろうバブルの時代。私も知らないけれど…)時よりいっそう重要になっています。
もちろん私みたいなアラフォーでも「健全な野心」は必要、この先の安定がもはや風前の灯火であることを自覚し、適切な野心を持ちシビアに自分と未来を見ていかなければ…と背筋の伸びる思いでした。
個人的にも最近見ないようにしていた部分…現状に甘んじていて努力を怠っていることや、同級生たちの順風満帆(にみえる)な活躍と比較して卑屈になること、自分のやりたいことがいまだにはっきりとわからないままずるずると過ごしていることについて、はっきりと「あまい」と指摘してもらえたこと、今読むべくして読んだ本だなと感じます。


林真理子さんの本は最近まで読んだことがなかったのですが、読みやすく面白く、またご本人がとてもチャーミングで素敵だと思いました。林真理子さんの本は友人から進められて読み始めましたが、年上のお姉さんに私の知らない世界を語ってもらっているみたいな読書体験が新鮮で、本当に感謝です。
メンタルが弱くてのらくらしている私は林真理子さんのようなタイプの方と面と向かって接することが怖くてできないと思いますが、そんな私にもぴしゃっと愛情をもってもの申してもらえる、本って、読書ってこれだから素晴らしいと思います。

奇妙なのに住みたくなる街と、リアリティを持った哲学的な読書体験「吹上奇譚 第三話 ざしきわらし」

なぜか秋になると思いだし、読んでいる本、吉本ばなな「吹上奇譚」シリーズ。
第一話、第二話の感想はコチラ↓
yamayamaring.hatenablog.jp

今回も、秋の終わりにピッタリな、切なく悲しく甘く愛しい、読書体験をいただきました。
ホラー小説なんだけど、ホラー要素はちょっぴりで、私の中では哲学ファンタジーです。

フィクションなんだけど、今の生き方をみつめなおさせるような、ハッとする言葉が多く出てくるのがこのシリーズの特徴かなと思います。
今回も記録しておきたい言葉がたくさん。
以下具体的な内容には触れていませんが、軽くネタバレになるかもしれません。

・自分は鼻歌を歌いながらしているようなことが、人を救う。なんてすばらしい、最高だ。

・人と話すって、悪くないですね。自分たちのしていた仕事の良さが今、初めて本当にわかりました。人というものは、人に聞いてもらうことで、自分を見つけるんですね。

・世界中のあらゆるところに、ここまではっきりとではなくても歴史が刻まれている。教科書に載ったらたった一行くらいになってしまうが、それに翻弄されて生きたり死んだりした人たちがたくさんいる。今現在はその力の中心はお金に置き換えられ、バーチャルなものに変わりつつあるが、かつては力=国土だったのだから。

★1・世界には多様な考えがあり正解はないとしたら、できることは自分のモラルとそれに沿った生に感謝して生き抜くだけだなと

・そのまま生きていてほしい、それだけでいい。(中略)そして彼女の人生が少しずつ変わっていくかもしれない。そこに期待は全くせず、特に彼女を好きとさえ思わず、当然のようにただいることだけが肝心だ。(中略)こういうのを愛っていうんだろうと思う。つかず離れず優しくもせず心もこめず、ただここにいる。

・おまけの人生だと思うと、すごく安心するのよ、私。(中略)今日をどう過ごしても、おまけの中の感覚だから、自由だなって思う。

・ 家も自分の体も時間も、みんななにかから借りてるんだよ。だから、それをありがたいなとだけ思ってもらっといて、今、目の前にあることじゃないことを考え過ぎなければ、人って変なことにはならないんじゃないかな。

★2・時間を超えて安らぎが届くといい。それはありうることだと思った。時間はただ流れているものではなく、つながったり前後がずれたり変わったり、無数のあり方があるように思う。

引用元:吹上奇譚 第三話 ざしきわらし | 株式会社 幻冬舎

特に★1と2は最も強く刺さった文章。

★1:多様な価値観にあふれていて、誰かの価値観にも社会の価値観にも正解が見いだせず、かといって自分の価値観なんてこの年になっても全然わからない私は、「自分のモラルとそれに沿った生に感謝」これがズドンと落ちてきましたね。
モラルっていうのも考えだすと難しいんだけど、なんか本能的に「それはしたらアカンやろ」って思う瞬間、それに従って生きることは実は苦しくなく一番楽に生きられるかもしれないと思います。
あと「それはしたらアカンやろ」って逃げ出せる環境があることにも感謝ですね…日本以外じゃそれすらままならないことを最近の世界のニュースを見ているととても感じます。

★2:これはもう「大豆田とわ子と3人の元夫」にドハマりしていた人なら共感しまくると思いますが、私はかなりハマっていたのでぶるっと震えました。
時間というのは一方向に流れているわけじゃなくって、あの笑っていた瞬間の過去の出来事は今でも存在しているし、あの時つらかった自分や誰かを今からでも抱きしめに行くことができると思うんですよね。泣きそう。
ちょうど友達とのLINEで小学校の時の先生の話から自分の小学校時代の苦痛だったことの話になったんですけど、「ほんとにいやだったね、つらかったね」って自分を抱きしめにいきたくなってしまいました。大人になって子供の頃の自分を振り返って癒す療法があるけど、こんな気持ちかなって思いました。

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吹上奇譚 第三話 ざしきわらし [ 吉本 ばなな ]
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食べ物が美味しそうな本3選

最近また小説やマンガに手が伸びるようになってきました。

久々に創作された物語を読んで気づいたことがあります。
「食べ物がおいしそうな物語が好き」ということ。

料理漫画ではないです。
なんていうか、料理がそこそこ重要なシーンを占めていて、
日常の生活として描写されたそれが生き生きと脳裏に浮かび、あー自分でもなにか作って食べたいな。
食べると胃の中があったかくなるんだろうな。
生きる力が湧いてくるんだろうな。
そう思うような物語。

「食べ物がおいしそうな物語が好き」って観点で本を選んだことはなかったのですが、今思い返して、そういう点で記憶に残っている本3選。

3位 野田サトルゴールデンカムイ


莫大な埋蔵金を巡る生存競争サバイバル!!
舞台は気高き北の大地・北海道。時代は、激動の明治後期。
日露戦争という死線を潜り抜け『不死身の杉元』という異名を持った元兵士・杉元は、 ある目的の為に大金を欲していた…。
一攫千金を目指しゴールドラッシュに湧いた北海道へ足を踏み入れた杉元を待っていたのは、 網走監獄の死刑囚達が隠した莫大な埋蔵金への手掛かりだった!!?
雄大で圧倒的な大自然! VS凶悪な死刑囚!!
そして、純真無垢なアイヌの少女・アシリパとの出逢い!!!
莫大な黄金を巡る生存競争サバイバルが幕を開けるッ!!!!
引用元:ゴールデンカムイ公式サイト│スペシャル

アイヌアシリパちゃんたちが作る料理は馴染みのないものばかりだけど、生命をあますことなくいただいている感じが非常にグッときます。
栽培や養殖・畜産とは違い、自然の中から必要なだけを必要な時にいただく、ということがとても「今っぽい」。
チタタプ、食べてみたい…
後に挙げる2冊とは趣が違うけれど、野性味あふれる食事に私もなにか食材を思いっきりワイルドに調理して味わいたい!という気持ちになります。
大勢で食事をとる際、みんなの様子が1枚の絵画のように1画面に描かれている時があるのも楽しいです。

2位 瀬尾まいこ 「そして、バトンは渡された」


私には五人の父と母がいる。その全員を大好きだ。
高校二年生の森宮優子。
生まれた時は水戸優子だった。その後、田中優子となり、泉ヶ原優子を経て、現在は森宮を名乗っている。
名付けた人物は近くにいないから、どういう思いでつけられた名前かはわからない。
継父継母がころころ変わるが、血の繋がっていない人ばかり。
「バトン」のようにして様々な両親の元を渡り歩いた優子だが、親との関係に悩むこともグレることもなく、どこでも幸せだった。
引用元:本屋大賞受賞!『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ・著 私には五人の父と母がいる。その全員を大好きだ。 | 特設サイト - 文藝春秋BOOKS

継父である森宮さんの作る料理が最高にあたたかい。
優子ちゃんの始業式、学校でうまくいかないとき、受験勉強…
森宮さんがその時々に作る家庭料理は、ちょっとズレているけど愛情深くてほほえましいです。
家庭料理だけじゃなく、お互いにお土産として買ってくるお菓子や、定食屋、ラーメン屋、森宮さんと優子ちゃんが一緒にいるときの食事はいつもおいしそうです。
ちょいネタバレになるんだけど、食事にまつわる冒頭の描写が最後の最後に回収されてスッキリ…!
森宮さんに限らず、優子ちゃんの周りの親や大人たちの提供する食べ物はどれもあたたかいものばかり。
普段手を抜きがちな夫への食事をちょっとは改めようと思った次第です…。
食事に関する嗜好の一致って、ほんとに大事だと感じました。

子供のいる人は、もれなく大号泣すると思います。

もうすぐ映画化されるんですね!
映画『そして、バトンは渡された』オフィシャルサイト | 10月29日(金)公開

1位 吉本ばなな 「キッチン」

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キッチン (角川文庫) [ 吉本 ばなな ]
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私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う──祖母の死、突然の奇妙な同居、不自然であり、自然な日常を、まっすぐな感覚で受けとめ、人が死ぬことそして生きることを、世界が不思議な調和にみちていることを、淋しさと優しさの交錯の中で、あなたに語りかけ、国境も時もこえて読みつがれるロング・ベストセラー、待望の定本決定版。〈吉本ばなな〉のすべてはここから始まった。
引用元:吉本ばなな 『キッチン』 | 新潮社

もう20年ほど前に読んだ作品ですがいまだに強烈な印象を残しているのがこの「キッチン」。
まだ、これを超える「食べ物小説」は無いかもしれないです。
食べ物の描写から「におい」が立ち上るくらいの表現が見事です。
あと、タイトルの「キッチン(台所)」の音や風景もいいですね。
何を書いてもネタバレになりそうで何も書けないけど…あの台所の「音」に関するシーンは忘れられませんね。誰でも一度は経験あるのでは?普段意識しないのに、気になったとたんにずっと聞こえる「あの音」。
そして夜中に届けようとされる2話目の「あの料理」は最高においしそう…!!

…そしてなんと!なんとなんと!!これを書いている次の日(2021年9月10日)に、「ムーンライト・シャドウ」(キッチンに収録されている3話目)が、映画公開されるって知りました~!

映画「ムーンライト・シャドウ」公式サイト
2位にあげた瀬尾まいこさんの作品に続きムーンライト・シャドウまで公開予定なんてびっくりです。
コロナがなかったら観に行くのに…!


以上、私の読んだ本の中で「食べ物がおいしそうな本」3選でした。
これからもたくさん本を読んで、おいしそうな食べ物とそれにまつわる物語を楽しみたいと思います。


番外編:村上春樹の小説も食事の描写が印象的ですね、私は自分とかけ離れすぎていて 何か思わず笑っちゃうんですが…


何でもない日の贈り物が届いて、とてもうれしかった。

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ふだんから何気ないラインのやり取りをする友達がいます。
その友達から突然贈り物が届きました。

その子はイタリアが大好きで、その日届いたものは、題して「イタリアかぶれセット」。

フジッリ(ショートパスタ)、ジェノベーゼソース、ワイン、その子がデートしたときのお土産クッキー、絵葉書が入っていました。
何の記念日でもないのに突然届いた贈り物にとってもびっくりしたし、すごくうれしかったです。

何でもない日に届いた、と書きましたが、その日は特別な日でした。
私と友達にしかわからない、特別な日でした。

私はその贈り物が届く前日まで、ちょっと気分が落ち込む用事で数日家を空けており。
また、このご時世なので、その用事以外は極力外出せず滞在先のホテルに閉じこもっていて。
そういった予定があることを、この友人に告げていました。
友人は、私が自宅に疲れ果てて帰ってくることや、せっかくの休日を楽しく過ごすわけではないこと、そこから続くお盆休みも私が自粛してどこにも行かないことなどを想ってくれて、
ちょうど、私が疲れて帰ってきた日の翌日=とくに面白みのないお盆休み開始の日にあわせて、「イタリアかぶれセット」を贈ってくれたのでした…。
特別な日。私が一番落ち込んで疲れている日。それを察して、その日に贈ってくれたのでした。
その心遣いがありがたく、涙が出そうでした。
こんな心遣い、私はできないなあ。

気持ちが沈んでいて、今から始まるお盆休みも特に予定なくだらっと過ごそうと思っていたところ、「イタリアにかぶれる」という非日常を贈られたのです。
それだけで気持ちが晴れやかになりました。

こんな、カレンダー通りの何かの記念日じゃなく、心の揺らぎが起こる「特別な日」にあわせてアクションを起こしてくれるってすごいなと思いました。
なかなか真似はできないけど、こういうお付き合いって心に沁みます。私もこの気持ちを大事な人におすそ分けできるようになりたいと思いました。
さっそく、お中元代わりに、コロナで会えない数人の友達に、ちょっとした贈り物を送ってみました。
なんだか、送った私の方がうきうきしています。

FP3級資格試験に独学で合格したので、かかった時間と項目別難易度をまとめておきます

2021年5月にFP(ファイナンシャルプランナー)3級試験を受け、無事合格しました。

FP3級資格試験を受ける目的

私がFP3級試験を受ける目的は、「個人のマネーリテラシー向上のため」です。
お金に関して、今までアレルギーのように拒否反応があり、ほとんど何も勉強していませんでした。
しかし、我が家では私が主に家計を担っていて、その見直しもしたいし、40代を目前にして老後のライフプラン計画にも着手したい…
それに、何より今までは「お金のことをあれこれ考えるなんて、なんかアサマシイ」という気持ちがありましたが、
実はその逆で、しっかりと家族や自分を守るためには、きちんとお金のことを理解しておかなくてはいけない、という気持ちが勝ってきたからです。
ライフプランを考えるための1つのきっかけとして、今回勉強することを決めました。
そして、私は嫌いなことを自分だけできちんと勉強する自信がないので、自分を追い込むために、試験を受けることにしました。
完全に個人的な勉強のためですので、お金を払って受験する必要は必ずしもありません。
ですが結果的に、私は試験日が近くならないと全く勉強しなかったので、試験に申し込んでよかったです。

FP3級試験の概要と難易度について

ファイナンシャルプランナー(FP)とは、「お金」(年金・保険・株式や預貯金などの金融資産・税金・不動産・相続)の悩みに答える「お金の専門家」です。
国家資格である「ファイナンシャル・プランニング技能検定」には3級~1級があります。
3級は誰でも受験できます。
試験は年に3回(9月、翌年の1月・5月)行われ、各々の法令基準日は、9月→4/1、翌年の1・5月→前年の10/1 となります。
試験は「学科」「実技」からなり、「学科」は60問120分、「実技」は実施機関によって異なりますが、私は日本FP協会実施の試験を受けましたので、その場合 20問60分です。「学科」「実技」ともにマークシート方式で、各々6割以上の得点で合格となります。
3級FP技能士を取得するためには「学科」「実技」両方合格する必要があります。
3級の難易度について、私の受けた日本FP協会実施の試験の合格率は、2018~2019の6回平均で学科77%、実技82%と、約8割くらいの人が合格するようです。

FP3級試験のための勉強方法

TAC出版「みんなが欲しかった!FPの教科書」と、同シリーズの「問題集」の2冊のみ使用しました。



まず初めに各セクションごとに教科書を軽く読み、その後すぐにそのセクションに該当する問題集の問題を解く、という
シンプルな勉強法を行いました。
セクション別に教科書・問題集を一通り終えたら、特に難しかったセクションのみ復習。最後に問題集についている模擬試験を3回解いて、本番を迎えました。
今思えばよくこれだけで試験を受けたな…と思います、できれば問題集は2周したかったです。
あとは、試験日移動中、試験会場につくまで、FP3級の一問一答サイト(FP3級ドットコム 過去問道場https://fp3-siken.com/)を解いてました。

私は教科書と問題集のみ使って学習しましたが、今はわかりやすく解説してくれるYoutubeチャンネルがたくさんあるみたいです。
こちらも活用すればよかったなと後悔しています。
教科書だけではわからない部分もあったので。

FP3級試験のためのCHAPTER別勉強時間と私的難易度

上記のように、教科書+問題集のみでかかった勉強時間と、私が感じた章ごとの難易度は以下の通りです。
難易度は個人のライフスタイルに大きく左右されると思いますがご参考までに。 私個人のマネーリテラシーは低いとお考え下さい。既婚、持ち家なし、給与計算は会社まかせで、ふるさと納税と医療費控除は確定申告できる程度。

01.ライフプランニングと資金計画
学習時間:7h
難易度:1.5/3段階のうち

02.リスクマネジメント
学習時間:2.75h
難易度:2/3

03.金融資産運用
学習時間:4.25h
難易度:2.1/3

04.タックスプランニング
学習時間:3.25h
難易度:2/3

05.不動産
学習時間:2.5h
難易度:1.8/3

06.相続・事業継承
学習時間:1.5h
難易度:2/3

模擬試験問題(3回)
学習時間:2.25h

学習時間合計:23.5時間

これに加え、わからなかったセクションは復習をしていますが、時間は計測していません。 毎日3時間勉強すれば8日間でやってしまえる量です。
私は仕事のない休日にまとめて勉強しました。
5/23が試験日でしたが、5月の毎週末を数時間勉強に充てて、ギリギリ終わったな~という体感です。

各章の平均的な難易度は上記の通りですが、
各章の中でも、簡単なセクションと、難しいセクションが混在していました。
例えば、「01.ライフプランニングと資金計画」は平均難易度低めですが、
その中で「ライフプランニングの手法」セクションはキャッシュフロー表やバランスシート、終価係数などの係数を理解するのが大変でした。
社会保険」のセクションは、保険の種類が多く、各保険の年齢制限等も覚えるのが大変でした。

FP3級試験当日

会場へはモノレールで行ったのですが、乗っているのはほぼ受験生でした。
お昼ご飯は事前に買って持参。
飲み物は炭酸NGで、私は水を持っていきました。
事前の受験票に会場の決まり事が書いてあるのでよく読んでおきました。
電卓は四則演算ができれば十分です。
各試験問題には自分の選んだ回答番号を控えておきました。
コロナの影響で入場制限や退場のタイミング制限がありました。
会場によると思いますが、ご飯は自席で食べてOKでした。しかし昼休みの待機場所がほぼなかったので渡り廊下みたいなところに立って待ちました。
昼休みはかなり長いです…

試験が終わって、地元の最寄り駅のカフェで、ネットに出ている速報を見ながら自己採点しました。
この時点で、学科は安全圏、実技はギリギリ大丈夫かな、という感じでした。

FP3級試験を終えて

無事合格することができました。
合格することが目標ではなく、あくまで自分のために知識をつけるのが目的でしたが、やっぱり試験勉強となると細かいところまで覚える必要があり、終盤は試験のための勉強になってしまいました。
正直、FP3級を取得したからと言って、すぐにお金に関してプロになれるわけではないですし、勉強したことも、付け焼刃なのですぐに忘れてしまいます。
劇的に資産が増えたり、生活が変わるわけではありません。
それでも、お金のことを考えるハードルは確実に下がったので、勉強してよかったです。
(といっても、正直やっぱりお金のことを考えるのは嫌いですけど…)
肝心なのは、このままお金との距離を近づけ続けることかと思います。
お金に関する拒否反応を薄めつつ、アンテナを増やしてお金と気楽に付き合えるよう、無理せずやっていきたいです。
また、今回「試験に合格する」という目標は本当は必要なかったのですが、試験を受けて本当に良かったです。
社会人になり、同じ会社で勤続10年を超え、良くも悪くも惰性で何とかなってる日々。
新しいことを学び、その結果がはっきり目に見えて出ることを久しく体験していませんでした。
今回久々に「受験」したことで、学生の時以来のドキドキ感や充実感、「もっとやっておけば」という後悔を味わいました。
日常にいい刺激となりました。
これをきっかけに、久しく忘れていた挑戦する気持ちを思い出しました。このモチベーションを今後も維持していきたいです。
また、受験するよーと友達に宣言して、勉強中 自分事のように応援してくれたり、結果を一緒になって喜んでくれたり。
そういう暖かい気遣いにも救われましたし、誰かがこうやって応援してくれることのありがたさも感じました。
もし私の周りの誰かが同じように挑戦するとき、全力で並走しようと思いました。

以上、私がFP3級を受けた目的や勉強時間、勉強方法、当日の様子や受けた感想などをまとめました。
何かを学ぶって大変だけど楽しいです。
今度は簿記3級に挑戦しようかと思っています(コロナで受験どうなるかわかりませんが…)。
受験したら、また記録を残したいと思います。