いっぽいっぽ日記

いっぽいっぽ日記

日々シンプルに心地よく過ごすために、やってみたこと、思ったこと。

心を乗せて。お気に入りのレターセットで手紙を書こう

今週のお題「愛用しているもの」

 

おつかれさまです、やまたろうです。

最近、手紙を書きたいなと思ったので、便せんと封筒を買いました。

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かわいい!

吟味して吟味して、こちらのものに決めました!

便せんと封筒は別売りで、合計1000円くらい。

私にしては高い買い物です!

 

 

昔から、知らない人とつながるのが好きだった

実は昔、雑誌の文通コーナーに応募するほど手紙が好きだった私。

全国にたくさんの文通相手を作りました。

絵を描くのが好きだったので、同じように絵を描くのが好きな人にお手紙を送っていました。

 今にして思えば、書くこと、知らない土地の知らない誰かとつながること、

昔から好きだったんだなって気づきました。ブログを始めたのも、当然なのかも(^^)

今はインターネットが普及し、リアルタイムで世界の人と瞬時にコミュニケーションが取れます。文通をしていたころからしたらとんでもない技術の進歩です。

昔は、文通募集欄に住所と名前を載せていましたから、今の時代から考えたらとんでもない話ですよね。ちなみにヘンな手紙や嫌がらせなんて来たことは一度もありません。

いい時代だったんでしょうね。

手紙は、一度に便せん5枚とか平気で書いてました。本当に楽しくて楽しくて、嫌な記憶がありません。

大人になるにつれて、どちらからともなく疎遠になってしまいましたが…

今ではかけがえのない、いい思い出です。

 

個性重視→質重視へ

手紙も好き、絵も好きなので、レターセットも大大大好きでした。

よく手紙を書いていた小中学生のころは、少しでも変わったデザイン、カラフルな印刷、変わった素材のものをいっぱい買っていました。

また、相手から送られてくる手紙のデザインが可愛いとときめきました。

高校生になると、より個性的なものを!!と思って、既製品は買わず、無印のシンプルなクラフト紙に自分で絵を描いたり、切ったり、コラージュしたり。また、このころは音楽雑誌(ROCKIN'ON JAPAN、B-PASS、SHOXX、PATiPATi、POPBEAT などなど…)を私もまわりの子も買いあさっていたこと、ヴィジュアル系バンド全盛期だったこともあり、雑誌の切り抜きにミルキーペンで書いたりなんかもしてました。V系好きな子には自分で買った雑誌の、その子の好きなアーティストのグラビア部分を切って送ってあげたりもしてましたね。あー懐かしくて爆発しそう。

とにかく、パッと目を引くものに引かれていた10代。

 

30代になり、今回私が選んだものは、ともすれば「地味」なのに「高い」レターセット。

レターセットコーナーにはかわいいものやカラフルなものもたくさんあって迷いました。

でも、昔と今とは、「手紙を書く」「手紙を送る」ことへの考え方が変わっていました。

今回重視したのは「上質な手触り」「上品な雰囲気」「落ち着いた、少し可愛いデザイン」でした。

 

 

手紙を書くことの意味の変化

私にとってかつて手紙でやりとりしていた意味や目的は、今でいう「LINE」や「ブログ」みたいなもの。

とにかく楽しい話題、気になったこと、悩み相談を話したい。気軽にわいわい話せる時間が欲しい。可愛いもの、面白いことをやりとりしたい。そのときのテンションでがーーーっと書いてだーーーっと送る。

それは、今でいうと、LINEで可愛いスタンプを交えて会話を楽しんだり、ブログにイラストを載せたりして「自分が楽しい」空間づくりしているのと同じです。

そう、かつて私が手紙で楽しんでいたものは、今ではもう、手紙である必要がなくなってしまいました。

 

今、こんなに便利な時代にあえて手紙を送る意味。

それは、「相手への気遣い」「お礼」「私にとってあなたは特別ですよ、と伝える事」です。

そもそも、簡単につながることのできる現在、住所を知っている友達の方が少ないです。住所を知らなくても、携帯電話があればいつだって連絡が取れます。

手紙は、携帯電話でできることを、わざと手間と時間をかけて行います。

なぜあえて手紙を選ぶのか。それは、相手にそれだけ丁寧に気持ちを伝えたいからだなーと思います。だから、レターセットは、相手の年齢や趣味に合っているか、書く内容に合っているか、届いた時に押しつけがましくないたたずまいか、っていうことがどんどん頭に出てきて、上記の写真のものにビビッときたのです。

 

また、「手紙を書く」という時間を自分に与えるのも、自分にとって心地いいです。

書いているときは、オフラインで、ゆっくり相手のことを思いながら、便せんが埋まっていく。すると、自分もとっても満たされていると感じました。

 

 

手元に残らないから、お金を出しても悔いはない

私も順調に「変わり者」への階段を上っているのでしょうか。

「手元に残らないものにお金を使うこと」が、楽しくなってきています。

手紙は伝達手段です。

自分のもとには、物は何ものこりませんし、相手にとっても、情報が伝わっただけです。だからこそ、お金をかけたいって、なぜかそう思ってしまったんです。

また、あまりいい考えではないかもしれませんが、自分のために高い金額を払ってモノを買う事が、いま少し怖いなって思っています。「これなら高いお金を払っても手元に置いておきたいぞ!」という、その時のテンションに自信がないのです。だから、目の前から消えてくれる手紙って、なんだかほっとするんです。うん、あんまりいい考えじゃない。ちょっとここは自分でもう少し考え直さないと。

 

ただ、少し心配なのは、相手の持ち物を、少しでも増やしてしまうなあという事。

自分が物を持つことをためらっている状況なので、手紙を送った相手に迷惑にならないといいけど…と思ってしまいます。手紙って、捨てづらいですよね。

だから、完全に自分のわがままだけど、受け取った人は、情報が伝わったら迷わず手紙を捨ててほしいなって思ってます。私が伝えたいのは気持ちだけで、それが届いたら手紙の役目は終わったので、手放してほしい。でも、手紙をそのあとどうするかっていうのは「相手の課題」であって、私は気にすることでもないのかな。

 

 

 

 

 

秋の夜長、美味しい飲み物でも飲みながら、大切な人にあえて手紙を書いてみる。

なかなか楽しくて、あったかい時間です(^^)