いっぽいっぽ日記

いっぽいっぽ日記

日々シンプルに心地よく過ごすために、やってみたこと、思ったこと。

近頃旦那さんは、いいかんじ

本当に久しぶりに旦那さんのことなど。

私の旦那さんはうつ病で糖尿病です。
糖尿病と診断されて今月で1年2か月。
うつ病と診断されて今年で10年くらい?

糖尿病と診断されて、食事を完全な糖質制限食にしてから、うつ病がこれまでにないくらいよくなっている旦那さん。
糖質制限でどうにかHbA1cを6%台に落としましたが、その後は停滞し、現在は投薬を併用しています。
血糖値は高めではありますが、上昇下降はだいたい20、多くても40くらいにおさまっているのではないかと。
なにより、糖質制限を始めて、寝込むことが一切なくなりました。それは今も継続中。

直近3か月は職業訓練に通い、念願の規則正しい生活を送れるようになりました。
職業訓練では、それまで私や家族以外とほとんど接する機会がなかったので、対人関係のよいリハビリにもなりました。
おかげさまで、自分のストレスときちんと向き合い、こなすすべをみつけながら、ほぼ皆勤できました。

訓練は終了してしまったので、これからの目標は、この生活リズムを維持することです。
自分で自分の予定を管理することは大方の人にとって難しいことだと思うので、ガチガチにがんばらず、かといって引きこもり一直線にならないよう、絶妙にコントロールしていきたい。

私と旦那さんは毎日会社から帰って、まずはお茶とお菓子で色々お話しするのですが、先日旦那さんがいい感じのこと言ってました。

自分の体と自分は分けて考えることにしている。
自分の体はあくまでも体で、体の調子が悪い=自分の調子が悪いということではない、と。
本当の自分が、自分の体の手綱を握っているイメージ。
本当の自分は、心臓付近にあるコクピットに乗り込んで、ガンダムのような体を操縦しているイメージ。
どこか、体に不調があっても、それはあくまで肉体の不調であって、自分自身の全部がダメになったわけではない。

0か100かの思考だった旦那さんがこんな考え方をするようになって、とてもいいと思っています。

それに最近、「自分は自己肯定感が低いのではないか」ということに悩み始めました。
これはすごいことだよ、とカウンセリングの先生からも言われたそうです。
自分が自己肯定感が低いと気づくこと。大きな一歩だと思います。
そのおかげで、気分が悪くなったり頭がガンガンしていることがあります。
人から褒められたりすると、とたんにぐるぐるしだしておかしくなりそうだそうです。
そうとう根深いと思われます。
でも、私は、これが旦那の最終課題ではないかと思っています。
どのくらいの時間と苦しみが必要かわからないけれど、自己肯定感について解決していくことで、旦那さんの人生は本当に、楽になるのではないかな。

私も、「パートナーの自己肯定感を上げるお手伝いの方法」について色々調べました。
でも、多いのは「親から子への自己肯定感の手助け」のような内容です。
私は私のカウンセリングでこのことについて先生に相談したところ、「親子でも夫婦でも、基本的に考え方は同じ」ということでした。
私は私のできる範囲で、旦那さんの自己肯定感が育つ手助けをしたいと思います。
それにしても、ほめられているのにそれを全否定して具合まで悪くなるなんて、悲しい。
私なら全部素直に受け止めて上機嫌になっちゃう。
旦那さんは本当に生きるのが大変だと思う。引き続きよい距離で応援していきたい。

先日、旦那さんに読んでほしいけどあまり興味がなさそう(パッと見女性向け)な本…自己肯定感を高めるためにとてもいいのではないかと思う本を見つけたので、「私が欲しいから」という理由で購入し、実際に読んでから、旦那さんに薦めてみた。
するとどうだろう、とても、とてもいい本だったと、即2巡目を読み始めた。
「悩んでいたのは自分だけではなかった」
とても勇気づけられ、自分はこれでいいのだと思えるきっかけになったらしい。
著者は女性だが、私が読んでいても、本当に私の旦那さんとそっくりだったので、わりと興奮して薦めたものである。
気に入ってもらえてよかった。

後から知ったのだがなんと著者さんは、はてなブロガーさんだった。

www.okimhome.com

この本、最初は旦那さんに読んでほしくて手に取ったのだけど、私もじっくり読み返したいものとなっている。

うつ病ではなくても、自分で自分のことを考えたり大事にすることがわからないって人にはぜひ読んでほしい本です。
「こうやってみた→結果こうなったよ」みたいなプロセスと経験談がわかりやすく書かれていて、瀧波ユカリさんの漫画もあるので読みやすい。もしうつ病で文字を見るのもきつい人は、瀧波さんの漫画だけ眺めるのもいいかもしれません。

私は自分のことをじっくり考えるのが苦手で、でも、この本の後半を読んで、きちんと自分をおさらいしたい気持ちになった。
最近自分のカウンセリングであることに気づいたこともあり、もう少し真剣に自分のことも考えたほうがいいと感じています。
旦那さんには少し申し訳ないけど、私は旦那さんと出会って、旦那さんの病気と一緒に向き合わなければ、今の私とは全然別人になっていたように思うので、旦那さんと旦那さんの病気には感謝しています。

昨日は旦那さん、どのくらいぶりだろう、の、飲み会に参加して、見事泥酔。
迎えに行くも音信不通となり、広い駅の片隅で偶然ふらふら歩く旦那と出くわしたから何とかなりました。
(遅かったね~とへらっと言われたときは、放置して帰ろうかなと思いましたけど)
看病で私も寝不足です(といっても最後ほっぽらかして寝てたけど)
でもまあ、酒に酔いつぶれることだって、元気になったから体験できたこと。
そう思ったら、そんなに腹も立たないです。

この調子でゆっくりゆっくり、やっていこうと思います。

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