「断捨離」や「身内のあれこれ」がきっかけで起こった、夫の「持たない暮らし」への思考の転換
こんにちは、やまたろうです。
9月から10月にかけて、自分の家の断捨離や片づけを行いました。
また、時を同じくして、プライベート(主に身内・家族のこと)で色々な想定外の出来事が起こりました。
そのことがきっかけとなり、「モノがないよりはある方がいい」という考え寄りだった旦那さんの考え方に変化が起こりました。
「持つ暮らし」への執着から「身軽な暮らし」に興味が移っているようです
今までの旦那さんは、どちらかといえば「マキシマリスト」
旦那さんは、すごくモノが多い、というわけではないのですが、「ないよりはある方がいいだろう」という考えの持ち主でした。
洋服と音楽が大好きなので、CDや洋服やカバンや靴をたくさん持っています。
最新の家電と文房具も大好きです。
ガンダムが好きなので、プラモデルや工具・塗料もたくさんあります。
便利グッズも好きで、「あったら便利」でよくモノを買っていました。
また、車は手放すなんてありえないし、将来は実家を引き継ぐのが当たり前だと思っていました。
両親の世話はなるべく最後まで自分がやりたい、だから就職は今住んでいる地域でないとありえない。
断捨離と片付けで、「スッキリ暮らす」をちょっとづつ体験し、家にモノを入れるのに慎重になっている
恥ずかしながら、二人で暮らし始めて、今が一番「スッキリしている」状態です。
それまでは、家の中に何がどのくらいあって、どこに何があるかなんて把握できていませんでした。
この家で「スッキリ暮らす」なんて、無理かもしれない、だけど今よりも少しでもいい状態に、ということで少しずつ断捨離と片づけを進めて、以前の状態よりだいぶ「スッキリ」が現実になっています。
今まで出しっぱなしになっていることが多かった、旦那さんの持ち歩きグッズやおうちで使う小物類。
きちんと「旦那さんゾーン」を作ったことで、そこがモノの定位置になり、床に置きっぱなしになることもなくなりました。
出かけるときに、あれやこれや色々なところからかき集めていたものも、「旦那さんゾーン」に置いていることが多いので、手間が減っているようです。
最近、「新しいガンダムのプラモが欲しいなあ」と言っていたけれど、「でもモノが増えるのは嫌だな」と言って買うのをやめていました。
基本、欲しいものは絶対に手に入れる旦那さんが、「モノが増えるから」という理由で購入を見送ったことは、些細だけれど大きな変化だと思いました。
また、旦那さんはずっと「モノがおさまりきれないから大きなシェルフが欲しいなあ」と言っていたんですが、わたしがコツコツ断捨離して片付けをして、だんだん今ある収納に収まってきたので、「実は、あるとカッコイイから欲しいと思ってたんだよね、だから買うかどうかは任せるよ」と意見を変えてきました(笑)
このように、「絶対必要だから買う」が「必要かわからないから考える」に変わったのも、よかったなーと思います。
スッキリした部屋は気持ちがいいし、気持ちも整うようで、「俺も自分の机周りを早く片づけなくちゃ!」って言っています。
(ちなみに机はまだ片付いていません(笑)片付けやすくなるように、まずは私がある程度まとめてあげようと思います)
まあ、大大大好きな音楽と洋服に関してはこれからも買うでしょうけど、それでも昔より慎重に選んでいると感じます。
大好きなものまで全部我慢する必要はないので、これからも、そんなに欲しくないモノを買うのを控えて、その分大好きな音楽や洋服を気持ちよく買えるように見守っていきたいですね。
家族の色々な出来事に直面して、より大きな意味の「身軽な暮らし」を意識するようになった
断捨離で「モノの少ない生活」への抵抗が薄れているのに並行して、プライベートで色々な出来事を経験して、「自分自身の暮らし方」に対しても考える機会ができました。
両親の介護や家の世話などを中心になってやってくれたのですが、そのことで、今まで持っていた考え方が変わってきたようです。
「持ち家絶対主義」だったのですが、老後の一軒家の維持について、掃除について、近所づきあいについてなど、「家を持っている」ことに関してより多角的に考え、「家は無い方がよい」という、180度反対の考えを持ち始めています。
もし将来、両親のどちらもこの家に住まない時が来たら、手放そうかとも考えているようです。
「車は生活するうえで絶対になければいけないモノ」だったのですが、健康維持の点、気軽さから、徒歩移動・自転車移動が苦ではなくなったようで、「車は必要が無ければ持ちたくない」と言っています。
今は、両親の送迎や帰省などで手放すことができませんが、もし将来持ち家もなく(実家の場所は交通手段が良くない)、子供もいない場合は、特に必要性を感じません。
さらに、家も車もない、ということは、「働く場所にこだわる必要がない」ということで。
将来はいろんな所に住んでみたいね、なんて、夫婦で話しています。
もし、わたしたちに子供ができたら、将来は、「家」に縛られてほしくないね、とも話しています。
全てを急に変えなくても、徐々に「思考の鎖」から解放されてくれたら
今回書いたことは「こうだったらいいねえ」なんて深く考えずに話した内容で、実際に「身軽な暮らし」に向けて動くかどうかはわかりません。
まだまだ、家の中でさえ断捨離途中ですから…
今回の旦那さんの思考の転換に関してわたしが一番うれしかったのは、「思考の鎖」から解放されるかもしれない、と思ったからです。
旦那さんはまじめな性格で、「こうあるべき」という思考にとらわれていると思っていました。
その「べき思考」のせいで、自分で自分の自由を奪っている気がしていました。
わたしは、徐々にではありますが、「断捨離」という概念を知り、本当の「心地いい生活」とは何かを考えるきっかけになり、「ミニマリスト」として生きている様々な人のブログや本を読んで、「自分にとって不要な価値観を捨て、より大事なものにフォーカスする」ことができると感じ、自分の思考と向き合うことができるようになって、以前の自分とは比べ物にならないほど「生きやすくなった」と感じています。
だから、旦那さんにも、そのようになってほしいと思っていました。
でも、それは人からいくら言われても絶対に感じることができないもの。
私がそうだったし、無理やりそうしようと思っても反発されていましたし。
今回、わたしのできる範囲で断捨離を頑張って、スッキリした部屋を体感してもらえたことと、家の色々な出来事を体験したおかげで、旦那さん自身が考えるきっかけになったこと、とてもよかったと思っています。
人生、考えるべき時には、それに見合ったことが起こるものなのかもしれません。