おつかれさまです、やまたろうです。
久しぶりの「DSP」=旦那さん社会復帰プロジェクト ですよ!
年末まで心身ともにすこぶる不調だった旦那さん。
年明けから持ち直してきました。
そんな中、先日、これは何か意味があるなと感じたことがあったので記録します。
ある出来事で、大きくなってきた「違和感」
対人関係でちょっとした出来事が起こりました。
その出来事で、旦那さんは2日くらいずっと考え込んでいました。
「そのことで、ずっとイライラするの?」と私が聞いたところ、「そのことに対して、イライラするのではなくて、自分がこのままでいいのかなっていう気持ちが大きくなった」とのこと。
どうやら、この出来事で、今まで当たり前だと思っていたことを考え直すことになったようです。
とことん話を聞く
うつになる人は基本的に真面目なんだと思います。
私なんか、なんかもやっとしても、「ま、いっかー」ですぐ忘れてしまう(笑)
でもね、それって一見さっぱりしていい性格に思えても、言い換えたら「物事に対して真剣に考えない」「自分に対して真剣ではない」「きちんと消化しないから、今後も同じことが起こってしまう」ということだなあと思います。もやっとスパイラル。
旦那さんは、一つの出来事に対してずーっと考え続けます。納得して落とし込むまで考えます。真面目なので、ストレスもかかるしきついだろうなと思います。でも、「また同じことが起こらないために」「次に起こった時に解決方法がわかっているように」「自分を変えていくために」は、絶対必要な作業だなと思います。
うつになっている人にとって、「家族の傾聴」は大事だと思います。いや、うつじゃなくても、夫婦、親子、上司と部下、お客様、すべてに大切ですね。心理カウンセラーやお医者さんのように、その原因を治すことはできなくても、「あなたのことを心配している」「考えを受け入れようとしている」という態度だけで、安心してもらえると思います。
ちょっと話がそれましたが、その出来事からどう考えたかについて、私も長い時間話を聞きました。意見を言い合ったりしました。その過程で、今旦那さんがどう思っていて、これからどうなろうとしているのか、すこしはっきりしてきました。
見えてきたキーワード「価値観」
「今年のキーワードは、『価値観』かもしれない」旦那さんはそう言いました。
今までこれが普通と思っていたことに、日々違和感を感じてきた。
いつまでも変わらないものだと思っていたことが、だんだん苦痛になってきた。
俺はここにいたらダメな気がする、と思ってきた。
もっと違うところ、今の自分に合うところに行きたい。
ここでいう「ところ」というのは、場所ではなく、社会でのステージの事です。
要するに、今までとは価値観が違ってきたことに気付いたという事です。
例えば、女性でいえば、様々な価値観を持った人がいて、だいたい学生の頃は、その時の自分の持っている価値観に近い人と友達になりませんか?
同じ女でも、様々な価値観のグループがいることは、女性ならみんな感じていると思います。
・いつも恋愛の話をしていて、付き合った男性の人数がすべてのグループ
・ブランドや家柄を重視し、いかに自分を高級に見せるかが重要なグループ
・最新の芸能・流行の飲食店・話題のレジャーをどれだけ多く知っているかが重要なグループ
・流行のファッションを追い求め、容姿や髪型に人一倍気を遣うグループ
・ノリがすべて、楽しく騒がなきゃ意味がないグループ
ちょっと考えてもいろいろ出てきますね。多様です。昔の私でいえば…そうですね、「私なんてが口癖で、恋愛やおしゃれを必要以上に遠ざける趣味友グループ」でしょうか(笑)
友達に限らず、あるコミュニティの中にいると、そこでの当たり前が世の中の当たり前になってしまうことがよくあります。でも、卒業とか引越しとか就職とか結婚とか、いろいろなきっかけで、今までいたところとは別のステージに立った時、今まで当たり前だと思っていたかつてのコミュニティに対して違和感を感じるようになる事があります。
きっと、どっちが優れているという話ではないとは思います。
ただ、「自分が変化した」だけだと思います。
だから、別のステージに立ったことのないコミュニティ内の人と、だんだん違和感を感じてくるのだと思います。
本人から出た「うつになってよかった」という言葉
旦那さんは、自分の中で芽生えた「価値観の変化」について、様々な経験があったから起こったし、気づいたと言っていました。
うつになってよかった、と言っていました。
旦那さんにとって、ずっと認めたくなかった、「うつ」という事実。でも、今回のもやっと事件がきっかけで、別のステージに立ったこと、自分がそれを望んでいて、そのためには既存の価値観で固まっていた今のコミュニティからは距離を置くことにしました。
私はとても嬉しかったです。自身の病気を肯定するのは本当に難しいと思うけど、それを少しでも「よかった」と言ってくれました。今年は、いい感じだ!
もちろん、気ばかりあせってしまってはいけません。体の方は無理せず、今年もいっぽいっぽ、進んでいけたらと思っています。
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