※だいぶ前に書いて、ずっと下書きのままになってた記事です。
今はすこおし変化していますが、当時の自分の気付きを記録しておきます。
なかなか公開できなかったのは、これにつけるイラストを描けなかったから(笑)
どんどん色あせちゃうので、イラスト無で公開です。
人が決めたことで不利益を被っても全然嫌じゃありません。
私はこの自分の性格について、
「人に怒りがわいてこないから楽だなー、生きやすい」
「人を責めるより、自分が我慢する方が楽~」
「誰でも失敗するし、任せたのは自分だしね~」
程度の認識でした。どちらかといえば「いい傾向」だと考えていた。
でも最近、なんでそんなに腹立たないのかなあ、と、自分の怒りについて考えていて。
怒りって、最近の自己啓発書とか見てると、なんだかあんまりよろしくない感じで書かれている。怒りより受容!とか、受け入れて楽に!とか。あーら私けっこうできてるわ、みたいな。
だから、正反対の性格の旦那さんにも、そんな感じで「怒るの体に悪い」的なアドバイスをしたこともある。でも…旦那さんの言い分を聞けば聞くほど、「怒りって、無視しちゃいけないんじゃないかな?むしろ、怒るってつらいことだし、目を背けたら、なんか、だめじゃない?」って気持ちが膨らんでくるんです。
なぜ、私は、人が決めたことで不利益があっても、なんとも思わないのかな。
・・・
自分で決めたわけじゃないから許せる。
↓
自分で決めてないなら仕方ない、と思う。
↓
それより自分が決めて失敗する方が嫌。
↓
つまり責任転嫁?
「怒りがわかない」=「自分が決めないことで責任転嫁できる」
でたー、性格わるーい!!w 逃げてるだけじゃん!
そう、私は異様に怒られることが苦手(ドラマの怒られシーンとか、全然関係ない人が怒られているだけで生唾が出てくる)。多分、自分が怒られたりがっかりされたくないんです。自意識過剰でプライド高い。つまり、誰かの選択で自分が大変になることより、自分に失望される方が嫌ってこと。だから、大事なことになればなるほど、決めるより決められた方が楽だったんです。長女特有、「言われた通りやれば怒られない」×「私のせいじゃない」コンボ決まりまくりです。あ、これも「長女という役割があったせい」に逃げてるな(笑)
それと、決断を人任せにすると、自分が真剣に悩まなくていいからラクなんですよね。
ええ、クズと言ってください(笑)
人生において真剣さが足りないですね。真剣じゃなくて、どうでもいいから、人の失敗に腹が立たないんですね。決して「さとってる」とか「やさしい」じゃないんです。
人から「やさしいね」「どうしてそんなに怒らないでいられるの、愚痴全然言わないね~」と言われるたびに、(違うよ、私はあなたほど真剣に自分の事や周りのことを考えていないからだよ)と胸がちくちくしています。
そう考えると、怒りって、ほんと人間として必要だなと思います。
思えば、正反対の性格の旦那さんは、いつだって真剣。悪いことは悪いと伝えるし、その理由だってちゃんとしてる。なんでも自分で決める。なるべく誰にも迷惑かけないように、病むほど真剣に考える。そして、万が一誰かを悲しくさせたり不利益にしたら、即座に謝罪している。対策も考える。これだけ、人に対しても自分に対しても、真剣に考えているからこそ、私や誰かの「なんとなく」や「このぐらい、いいや」には敏感で(役所や障がい者施設など、特に弱い立場を守るべき機関とかにだとなおさら)、だからこそ真剣に「怒る」んだなと。怒るのって、すごい疲れますよ。本人も。本人も、怒ったってなにもいい事ないって思ってます、でも、その後自分のような人が出るかもしれないって真剣に考えて、怒ってるんです。だから怒るって、それが真剣な怒りなら、貴重だし、表明するべきなんでしょうね。あ、なんか脱線した?(こんな書くと、旦那さんってさぞかしまじめでクソ面白くなさそうとか思われちゃいそうだけど、面白いし基本、くだらないことでダラダラ笑って暮らしていますよ。私がつらくなっているときも察知してわざと変なこと言ったりしたり、こちらが負い目を感じないようにしてくれます)
あまりにも自分と違いすぎて、日々愕然としますよね。
わたし、「わからない」「なんでもいい」って普段からよく言うんです。(※最近は意識して言わないようにしています)
もうね、できてしまった考え方の癖はなかなかなおすの難しいし、ほんとに自分が嫌になるけれど。
自分で選択する練習をしたいです。
どんな小さなことでも、「やりたい」をちゃんと考えるようにします。
だってそれは「自分で責任を取る」ことだから。
さらに、「他者に責任を押し付けない」ことだから。
なんでも人に決めてもらいたかった私からは、卒業します。
でも、人に対して怒りがわかないのは、こんな変な動機からじゃなくて、心からそう思えるような人でありたいから、継続したいです。