長くうつ病とともに歩む夫が、昨年就職し、時短勤務を経て、最近フルタイム勤務になりました。
夫婦共働き、二人暮らし。
ここまでくるのに、たくさんたくさん泣いてわめいて悲しんでくじけて死にそうになって、支えあって励ましあってきました。
誰かから見たら、普通の…もしくは、ちょっと寂しい、二人暮らし。
でも、私たちには、やっとやっとたどり着いた、二人で初めての、穏やかで安定した、かけがえのない、暮らし。
なんだか、色々ありすぎて、こうして落ち着いて暮らしているのが不思議なくらい。
途中で冗談じゃなく、ダメになっててもおかしくないような、曲がりくねりまくった、道。
きっと誰でもそういう時期ってあるでしょう。
でもどんなに遅くても、歩みを止めなければ、けっこう遠くへ行けるもんだと思いました。
時間は敵でもあり味方でもある。つまりはなんでもない。
なんでもないから、癒してくれるし、どんなことがあっても、いつかはこうして遠くへ連れて行ってくれる。
昨晩、本当に久しぶりに、夫の心の調子が悪くなったけれど、次の日、ちゃんと起きてごはん食べて、お仕事始めることができました。
「調子はもういいの？」と聞いたら、「昨日よりいいよ。でもずっとここ（心臓）にある。でもここ（頭）には来ない。」だって！もうそれだけで、私は嬉しくて泣ける。
そうか～昨日の今日で、生活と心の重しを分けて、重さに飲み込まれないで、とどめておくことができているんだね。すごいよ。
親ばかならぬ、妻ばかです。
勝ちにいかない、けど負けない。「負けへんで」。
↑最近私が一番楽しみにしているメディア、PodCastの TBSラジオ『ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」』より。
めっちゃ笑えて元気になれる。大好きです。
